昨秋から体調を崩し、腸や脚元に加えて歯も悪くしていた。にんじんを細かく刻んで与えるなど関係者の懸命の努力で持ちこたえていたが力尽き、30日に荼毘(だび)に付された。三好正義場長は「ファンに支えられていた馬でした。先日のオグリキャップに続く、一時代を築いた名馬の死をとても残念に思っています」と語った。
伊藤修司厩舎から2歳12月にデビュー。晩成で3歳秋に開花し、菊花賞で騎乗した武豊騎手(当時19歳)は史上最年少のG1制覇を達成した。古馬になってからは同期オグリキャップや1歳上のイナリワンと名勝負を繰り広げ、90年末に引退した。89年天皇賞・秋、90年天皇賞・春を含むG1・3勝を挙げ、通算16戦8勝。種牡馬としては振るわなかったが、母の父としてブルーショットガン(06年阪急杯)を出した。[日刊スポーツ]
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