
本日ようやく手に入れることが出来、読むことが出来ました。
パ・リーグ最大の危機といわれた2004年の近鉄・オリックスの合併騒動。それに勝るとも劣らないパリーグの危機。西鉄ライオンズは太平洋クラブライオンズに、東映フライヤーズは日拓ホームフライヤーズに身売りし、ロッテオリオンズは本拠地を失いジプシー球団となり…さまざまな出来事が起きた1972年末から1973年シーズンのパシフィックリーグ。この1年半のパシフィックリーグのドキュメント…です。
今となって思うと、2004年のパリーグ存亡の危機であった頃に合併反対運動の中心にいた礒部公一。そして松中信彦、中村紀洋、小坂誠、川越英隆、黒木知宏、高木大成…セリーグに行ってしまったけど小笠原道大、メジャーに行ってしまったイチローもそうですが、いかにもパリーグらしい選手たちが生まれたのがこの1973年というのは何か運命的なものを感じてしまうわけで。
是非とも一読されることをお勧めします。