いやぁ、力の入るいい相撲でした。
土俵中央で組んだあと白鵬の右と朝青龍の左の差しあい。白鵬が寄るも朝青龍がこらえ、朝青龍が吊るも白鵬がこらえ、最後は白鵬が左からの上手投げで勝利。
これぞ横綱同士の意地の張り合い。力比べ。これぞ相撲の醍醐味と言う相撲を見せてくれた両横綱に拍手を贈りたく存じます。
白鵬はこれで3連覇。朝青龍のいない場所での2連続優勝で他の幕内力士との差は見せ付けたものの、朝青龍がいないから優勝と言われかねない現状。朝青龍復帰の今場所で優勝できたのは非常に大きいと思われます。
一方朝青龍。2場所の出場停止のブランクがあったにもかかわらず、楽日決戦まで持ち込んだのはさすがと言うところ。
ただ、ブランク明けの朝青龍と順調にきた白鵬とで大相撲と言うのがまだ地力の差を感じるところ。来場所が正念場と言うところでしょうな。
朝青龍1人の時代から朝青龍、白鵬並立の時代へ…なってほしいと思います。
それにしてもだらしないのが大関陣。全敗から休場した千代大海を含めても琴光喜8勝、魁皇8勝、琴欧洲9勝と4大関合わせて25勝。2横綱での27勝に4人で負けてるというのは…
困ったものです。
さて、表彰力士は…
■幕内優勝
東横綱 白鵬(14勝1敗)
■殊勲賞
西関脇 安馬 3回目 (9勝6敗)
東前頭筆頭 稀勢の里 2回目 (10勝5敗)
■敢闘賞
東前頭七枚目 豪風 1回目 (12勝3敗)
■技能賞
東前頭八枚目 鶴竜 1回目 (11勝4敗)
安馬、稀勢の里は大関目指して…って所でしょうね。頑張っていただきたいものです。
豪風、鶴龍は三役も手が届くところに来場所は行くわけで。是非三役
各段優勝は
■十両優勝
西十二枚目 栃ノ心(12勝3敗)
■幕下優勝
東五十八枚目 山本山(7勝0敗)
■三段目優勝
西七十七枚目 寺下(7勝0敗)
■序二段優勝
東四十三枚目 若龍馬(7勝0敗)
■序ノ口優勝
東三十枚目 緒方(7勝0敗)
栃ノ心は新十両での優勝。山本山は30連勝の土佐豊を下した阿覧との全勝対決を制し優勝。これから期待ですな。
さて、大阪府体育館での春場所は3月9日から。
来場所も熱戦に期待します。
でも、場所以外での話題は程ほどに…
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琴奨菊は休場がなければ10番以上勝てていたかも……惜しいですね。
以下細かい突っ込み。
夜→寄る、自力→地力
大関陣…上がった段階で安心してしまうんでしょうかね。
困ったものです。
>みぃさん
直しました^^;
しかし、日本人のふがいなさといったら…
稀勢の里の三賞で喜んでる場合じゃないです。
早ければ再来場所に十両だぞ。
どっちみち優勝賜杯はモンゴル力士が貰う。日本人力士はふがいない。この状況は08年も続く。
十両ではグルジア人の栃の心が優勝。外人力士依存の傾向は続く。
当分朝青龍の単独時代か、龍鵬時代になるか。