大関昇進を確実にし、35場所ぶり2度目の優勝を狙った関脇琴光喜が稀勢の里に突き落とされて2敗に後退。朝青龍は白鵬との結びの横綱対決を寄り切りで制して優勝を決めた。白鵬は11勝4敗で新横綱場所を終えた。[日刊スポーツ]
今場所の主役は新横綱の白鵬と大関昇進の琴光喜。この2人のどちらかが優勝するのがストーリー的には面白かったはずなんですが、そこを空気読まず優勝してしまうのが朝青龍の強さなんだろうなぁ…と思うわけで。
大体、初日に安美錦に敗れて黒星スタートだったが、そのあと14連勝で逆転で優勝…さすがですね。
一方白鵬は…琴光喜に敗れてから調子を崩し、終わってみれば11勝4敗。
今後は終盤戦に課題…ですかね。
さて琴光喜。千秋楽は稀勢の里に敗れて終わってみれば13勝2敗(敢闘賞、技能賞)。とはいえ3場所通算で35勝10敗…千秋楽まで優勝争いをしたことを踏まえても大関昇進には文句なしといったところでしょうか。
昇進すれば31歳3カ月の史上最年長での大関昇進…といっても今の大関じんよりは確実に強いですからね。少なくともこの1年(至近6場所)で千代大海、琴欧洲の55勝、魁皇の45勝を凌駕する60勝をあげてますからねぇ…大関6場所で55勝どまりと関脇で60勝…どちらが勢いがあるかは一目瞭然。
一気に横綱を目指して欲しいところですな。
さて…来場所に期待するのは…殊勲賞獲得で関脇昇進が確実な安美錦、新入幕で11勝の22歳の豊響、千秋楽で空気読まず琴光喜を倒し11勝で三役復帰が確実な稀勢の里。
この3人に注目したいと思います。
秋場所は9月9日から両国国技館で。
見に行きたいなぁ…
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琴光喜は素質は現親方ばりなのですが、親方と同じ道を辿りそうなのが怖いです(涙)。