第83回東京箱根間往復大学駅伝競走 順天堂大が往路連覇

　“最強クライマー”が三たび天下の険を制圧した。新春恒例の第８３回東京箱根間往復大学駅伝第１日は２日、東京・大手町から神奈川県箱根町までの往路５区間、１０８・０キロで関東の１９校と関東学連選抜の計２０チームが争い、順大の主将、今井正人（４年）が山上りの５区（２３・４キロ）で、首位・東海大に４分９秒差の５位から驚異の追い上げを見せて逆転。順大を２年連続８度目の往路優勝に導いた。５区で３年連続の区間賞獲得は史上５人目となる偉業。３日の復路も制し、５０年連続５０回目出場の節目の大会を６年ぶりの総合優勝を狙う。[スポニチ]
　いや〜恐ろしいですわ。
　1年のときに花の2区を走った以外はすべて山登りの5区。
　2年のときに11人抜きで区間新。3年のときは5人抜きで区間賞。しかも、距離延長があったため区間記録樹立。そして4年で4人抜きで自己の記録を塗り替える区間新。
　まさに歴史に残る箱根ランナーとなりましたな。

　これでかわいそうなのが、東海大の佐藤悠基。1年のときは3区で区間新。2年で渡辺康幸・現早大監督が記録した区間記録を１３年ぶりに塗り替えたにもかかわらず、影がすっかり薄くなってしまって…^^;
　しかし、佐藤も紛れもなく箱根史上に残る名ランナーの一人としてすでに認知されたわけで。

　ともあれ、今井はこれで箱根ラストラン。主将となった今年、完全優勝できれば…完全に伝説と化しそうですな。

区間賞
1区　佐藤悠基(東海大)　1:01:06区間新
2区　竹澤健介(早稲田大)　1:07:46
3区　上野裕一郎(中央大)　1:02:50
4区　佐藤秀和(順天堂大)　55:30
5区　今井正人(順天堂大)　1:18:05区間新