スタート直後は最後方に控えたが、スローペースを読み切ったデムーロ騎手の好判断によって向正面で追い上げ、逃げるトランセンド(牡5、栗東・安田)をぴったりマーク。最後の最後まで懸命に粘るトランセンドを半馬身かわし、昨年まで日本から延べ18頭が挑戦して成し得なかった悲願を達成した。勝ち時計は2分05秒94。ゴール手前でガッツポーズを繰り出したデムーロは「信じられない! いつもはいいスタートが、今日は良くなかった。バックストレッチでスローペースになったことがラッキー。いいポジションに付けられた。直線がすごく長くて、終わらないかと…。家族のみんな、ありがとう! 日本のみなさん、ありがとう!」と感涙にむせんだ。[日刊スポーツ]
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見事でした。
ヴィクトワールピサ、スタート直後は最後方で後ろからうかがう形だったのですが、先頭のトランセンドがスローペースを作ると、気がついたら2番手に。そのままトランセンドと行った行ったの形になり、直線でトランセンドを半馬身差しきり1着。いや、すごいレースでした。
1996年の第1回ドバイワールドカップに当時ダート最強馬のライブリマウントが出走して6着。あれから歴史が始まり…1997年の第2回ではホクトベガの故障⇒予後不良という悲劇もありました。2001年第6回のトゥザヴィクトリーが2着に入ったのが最高で…それ以来は着に入ることもできてませんでしたが、ついにヴィクトワールピサの戴冠。しかも…
トランセンドが2着に残り、海外G1での日本調教馬ワンツーは07年シンガポール航空国際カップ(1着シャドウゲイト、2着コスモバルク)以来4度目。大震災に見舞われた日本の重苦しい雰囲気を吹き飛ばす快挙となった。3着は地元UAEのモンテロッソ。ブエナビスタ(牝5、栗東・松田博)は後方に置かれたまま8着に終わった。
トランセンドも2着。この大舞台でのワンツーフィニッシュは日本を大いに盛り上げてくれる…そう思います。
とにかく、ヴィクトワールピサ、デムーロ騎手、角居調教師。本当におめでとうございました。
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