大関琴欧洲は大関日馬富士を寄り切り、13勝目を挙げた。日馬富士は9勝6敗。魁皇と琴光喜の大関対決は琴光喜が送り出しで勝って12勝目をマークした。魁皇は8勝7敗。大関千代大海は関脇鶴竜をはたき込んで勝ち越した。
関脇稀勢の里は技能賞の安美錦を上手投げで退け9勝目。敢闘賞は翔天狼が初受賞し、殊勲賞はなかった。秋場所は9月13日に東京・両国国技館で開幕する。[日刊スポーツ]

今場所期間中はなにやら忙しくて、1番も取組を見ることが出来なかったのが非常に残念です。
ということで、星取表から見ての寸評を…
白鵬…14勝1敗(優勝)
完全に安定している感があります。唯一負けた相手が下り坂のはずの琴光喜であるのがちょっと残念ですが、それ以外では星を落とさなかったということで立派です。
しかし…ここまでくると当分はこの人の時代がまだ続きそうです。大きな怪我でもしない限りはですが。
朝青龍…10勝5敗
完全に白鵬に水をあけられてしまった感じですな。
こういった場所でも、きっちり白鵬には勝って一矢報いる…ということがこの人のパターンではありますが、それもできず…ということで。
とはいってもまだまだ28歳と老け込む年ではないですし、復活を期待します。
日馬富士…9勝6敗
綱取の場所で9勝6敗。さすがにこれじゃダメですな。
負けた相手も関脇以下の琴奨菊、阿覧…ここを落としたのは痛いということで。
また一から出直しというところでしょうか。
琴欧洲…13勝2敗
琴光喜…12勝3敗
横綱を1人倒した上での二桁勝利。やはり大関はこのくらいの仕事をしてほしい…そう思います。
1場所だけでは復活とはいえません。今後もこれを期待します。
魁皇、千代大海…8勝7敗
全文略
稀勢の里…9勝6敗
またも大関取りの足がかりは作れず。
魁皇、千代大海の大関下位から星を稼げても琴奨菊、把瑠都の大関昇進のライバルから勝てないようじゃまだまだ声はかからないですな。そのあたりからの取りこぼしがないよう精進してほしいです。
安美錦…11勝4敗(技能賞)
まぁ、既に平幕にいるべき人ではないですから、上位との対戦が少ないこの位置でしたらこのくらいはやって当然といっていいかもしれませんね。
この年まできたら正直大関の声は厳しいかもしれませんが、上位いじめをまだまだ期待しています。
翔天狼…11勝4敗(敢闘賞)
同期入門の白鵬から大きく水をあけられましたが…入幕3場所目で11勝4敗。やはり力はあるということで。
既に27歳ではありますが、三役目指して次の場所も頑張ってもらいたいですね。
若の里…14勝1敗(十両優勝)
休場からみでの幕内陥落と言うことでしたが、さすがにここでは力が違うってところでしょうかね。
これで通算4度目の十両優勝で史上2位タイとなりました。史上最多記録は元関脇益荒雄(現阿武松親方)の5回。これを超えろって言うのはまた十両に落ちろってことだから…言っちゃいけないのかな^^;
秋場所は9月13日から。そろそろまた観戦に行きたいなぁ…と思います。

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