外国出身力士の優勝は昨年夏場所の琴欧洲に次いで8人目で、モンゴル勢としては白鵬、朝青龍に次いで3人目となった。1909年5月に旧両国国技館が完成してから100年を迎えた節目の場所で初めて賜杯を抱き、7月の名古屋場所では綱とりに挑む。[スポニチ]
・日馬富士…14勝1敗(優勝)
大関昇進してからの2場所は精彩を欠いていましたが…3場所目でようやく光を見せましたね。
来場所は綱とり…一発で決めるのは難しいですが、優勝争いに絡んでほしいものです。
・白鵬…14勝1敗
14日目に琴欧洲に付けられた黒星が大きく物を言ってしまいましたな。
とは言うものの、安定感は抜群。来場所の日馬富士の綱とりに大きな壁として立ちはだかってもらいたいものです。
・朝青龍…12勝3敗
序盤の安美錦への黒星…結局これが響いた結果となりました。
終盤でも日馬富士、白鵬にどちらかでも勝ってれば…面白いことになってたんですがね。
白鵬同様、日馬富士の綱とり阻止の壁になってほしいものです。
・琴欧洲…9勝6敗
終盤のキーパーソンになり、白鵬に土をつけて場所を盛り上げた貢献は小さくないですが…本来ならば、優勝争いに絡んで来なければいけない力士。
来場所は捲土重来を期待します。
・魁皇、琴光喜、千代大海…8勝7敗
正直なところいただけない場所が続いてますな。
特に魁皇。14日目の千代大海、千秋楽の琴光喜と7敗と後がない大関に対して連敗。非常に疑わしい相撲となっていたのが嘆かわしいところです。
琴光喜、千代大海にしてもこの低空飛行というのはどうですかね。もう横綱どころか優勝争いも望めない状態。負け越しスレスレの大関が不可解な相撲で千秋楽で勝ち越しを決める…そんなのは見たくないです。
・把瑠都…4勝11敗
上位相手で負け越すのは仕方ないにしても…千秋楽の千代大海との一番でのあの負け方はいかがなものかと。
あんな相撲が全力だとすれば大関なんてとても無理だし、そうでなかったとしたらさらに問題。
大関陣に引導を渡すくらいの相撲を見せてもらいたいものです。
・鶴竜…9勝6敗(技能賞)
新小結の場所で9勝6敗は立派。来場所の新関脇はほぼ決定ですので、ここで大関昇進の足がかりを作ってほしいですね。
先場所10勝、今場所9勝…来場所全勝で昇進…は無理か^^;
上も詰まってますし。
・豊真将…1勝14敗
辛くも全敗は免れたわけですが、非常に残念な結果。
幕内下位で再挑戦をしてください。
・稀勢の里…13勝2敗(敢闘賞)
最後まで優勝争いに絡みましたが、この位置での13勝ってことは、上位とはあまりあたっていませんからねぇ…三役ですと日馬富士、魁皇、鶴竜のみですし。
来場所はおそらく再関脇。大関取りの足がかりとなる13勝はしているわけですので、あと2場所、関脇の地位で2桁勝利を連続してあげてほしいものです。
来場所は7月12日〜26日、愛知県体育館で行われます。
日馬富士の綱とりなるか、両横綱がそれを阻止するか。大関陣はどうなるか…
いい相撲を期待したいですね。特に日本人大関陣には。
[20:31追記]
米ハワイ出身で絶大な人気を誇った元関脇高見山の東関親方が24日、東京・両国国技館で行われた夏場所千秋楽で本場所に別れを告げた。6月16日の誕生日で65歳となり定年を迎えるためで「ほっとしている。でも寂しさもあるね」と複雑な表情を浮かべた。
この日は正午から約1時間、最後となったチケット切りの業務をこなした。来場者から「お疲れさまでした」などと声を掛けられるたびに親しみのある笑顔で応対し、握手にも丁寧に応じた。[日刊スポーツ]
ついに東関親方…高見山も引退ですか。
私が3歳の頃、蔵前国技館で一緒に写真を撮ってもらったことがあったんですが…その人もついに定年。本当にお疲れ様でした。
部屋の継承は潮丸が引退し一旦小野川を襲名してから師匠の定年を待ち東関を継承するとのこと。
こちらもお疲れ様でした…
【関連する記事】
日馬富士が綱取り果たせば、横綱はモンゴル勢独占。日本人力士ついに奮起するか!!
情けない限りです。