国際五輪委員会(International Olympic Committee、IOC)は11日、8月に行われた北京五輪でのドーピング違反者、メダリスト2選手を含む3名を失格とする決定を下した。
失格となったメダリスト2選手は陸上・男子ハンマー投げで銀メダルを獲得したベラルーシのバディム・デフヤトフスキー(Vadim Devyatovskiy)と、銅メダルを獲得したイワン・ティホン(Ivan Tsikhan)で、それぞれメダルを剥奪された。また、デフヤトフスキーは過去にも陽性反応を示しており、今後の大会への出場も禁止された。
デフヤトフスキーとティホンの失格により、4位だったハンガリーのクリスチャン・ポルシュ(Krisztian Pars)と5位だった日本の室伏広治(Koji Murofushi)が、それぞれ銀メダルと銅メダルに繰り上がることとなった。
室伏がライバルのドーピング違反によって利益を得るのは、競技を2位で終えるも1位のアドリアン・アヌシュ(Adrian Annus、ハンガリー)がドーピングによりメダル剥奪となったため、繰り上がりで金メダルを獲得した2004年アテネ五輪に続き2度目である。[AFP]
まさか、2人も薬物で失格するとは…なんとも複雑ですな。
それを受けて室伏選手が記者会見をしたようですが…
「2大会連続のメダルは非常に名誉」と喜ぶ一方で、「薬物違反があったことは非常に寂しい。一緒に競技していた仲間ということもあり残念」と本来とは異なる形でのメダル獲得に複雑な思いも見せた。[毎日.jp]
というのはやはり偽らざる心境なんだろうなと思います。
ともあれ、既に次のロンドンに向けて動いているという事で…今度も薬物違反などなく、堂々と結果を残して欲しいものです。